レディースコミックの女王の異名をもつ「渡辺やよい」のコミック短編集。私は18歳の時、大学生の良介に夢中だった。けれど良介は強引に犯すように私の処女を奪い、そのまま姿を消した。それから5年たっても彼のことを忘れられず、良介に似た行きずりの男に身を任せて寂しさを紛らわせていた私は、東京の夜の街でついに良介を見つけて…。「死者への祈り」「傷が疼くとき」「天使は夜歩く」「死者への祈り」の3篇を収録。