新進の落語家「浮葉亭香琳」。真打を目指して精進している彼のもとに、上方で落語修行をしていた”おとうと弟子”の琳童が帰ってきた。かつての可愛かった面影はどこへやら、えらく男前になった琳童は、香琳のアパートに転がり込み、スキンシップという名のセクハラを繰り返したうえ、高座でも落語の実力で香琳をおびやかす。これってなんの嫌がらせ?香琳は十年前の別れの日に、大喧嘩したことを思い出す。